医師が企画:リウマチの生物学的製剤投薬管理ツール
本ツールは、生物学的製剤の投与の際の患者さんの予約、それに合わせたベッドの予約、前投薬や副作用などの情報管理、薬剤の発注などが煩雑で、現場のナースの方々の手間がとてもかかっているという現状から、あずまリウマチクリニックの東先生が、Webで使えるツールとして考案されたものをベースとしています。

東先生のコメントです
リウマチ治療は生物学的製剤の登場によってパラダイムシフトと呼ばれる大きな変革の波が押し寄せていることはリウマチ専門医、整形外科医の日常の医療の現場で実感されつつあります。◆ ツールの特徴
日本ではレミケード、エンブレル、ヒュミラ、アクテムラ、オレンシアの5剤が使用できますが、いずれも既存の抗リウマチ薬を遥かにしのぐ効果を持っているものです。
欧米から始まった、TREAT to TARGET (T2T)、 Tight Controlといった寛解を目指すための治療方針が日本リウマチ学会からも発信され、この指針の目指す治療ゴール達成には、生物学的製剤が必須になります。リウマチ専門医が生物学的製剤を抗リウマチ薬と同じように使いこなすことが必要とされ、生物学的製剤から離れて治療を続けることは難しい時代になりつつあります。
その際に、現在現場で行っている予約等の管理業務をそのまま残していては、今でも忙しい院内業務をさらに圧迫することになってしまいます。そこで、一緒に働くナースともに今回、リウマチの生物学的製剤の投与に特化した支援ツールを企画しました。
(1)各薬剤の推奨投薬間隔に沿った投与日を自動表示する投薬プランを持ちます

(2)標準投薬プランをベースに個人毎の投薬プランを持つこができます

カレンダーに表示される推奨される投与間隔を見ながら、
患者さんごとに投薬プランを設定し、継続的に管理することができます。
予約忘れも防止できます。
(3)予約の際には次回投与の推奨日時が提示されます

次回、またその先までの推奨予約日が表示されるので、
患者さんと相談しながら、最適な予約日を簡単に決定することができます。
(4)患者さんの診療・投薬予約とベッド管理を同時に行えます

(5)投与時反応などのタグが患者さんごとに表示されます

投薬記録、診療メモなど、トピックが見やすく表示されます。
実施日を開くと詳細な内容が表示され、記録の編集も行えます。
(6)薬剤投与履歴の管理・検索機能を持ちます

例えば「先週来たレミケード投与中の患者さんで、DASが5以上」というような条件で、
適合する患者さんを一覧で表示させるようなことも可能です。
さらに診療メモとして、DAS、SDAI 、CDAIやHAQの自動入力ツールも備えています。


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